【ゴルフイップス治療(ルーティンの落とし穴)】
現在ゴルフのイップスで治療中の大学生。
先日の治療での場面で、ルーティンに関する事がイップスのスイッチを入れていました。
ルーティンとは・・・
❶ いつもの手順。また、日常の仕事。日課。
「━ワーク」
❷ コンピューターのプログラムの中で、ある機能を実行するための一連の命令。
広辞苑
スポーツにおいては、プレーの前に選手が一定のパターンの動作をとること。メンタルコントロールのひとつの方法。
大事な試合では緊張・興奮・不安などの影響でベストパフォーマンスを発揮できないことがあるが、練習段階から「定型」を決めておき、本番でもそれを履行することで精神状態を落ち着け、安定したプレーにつなげる意図がある。
とあり、最近ではテレビやネットでも「~ルーティン」という言葉を見ることが増えました。
ルーティンは一般的には、いつもの手順や日課とあるように、自分が「これをする」という事を決めて、毎回決めた同じ事を繰り返す。
という認識がありますが。
ここで重要なのは、意識と無意識の働きです。
本来、スポーツにおけるルーティンは、無意識に行っているクセのようなもので、意識的に行っているわけではありません。
みなさんが知っているような有名なスポーツ選手に見られるそうした一連の動きは、
これをしようと意識的に初めから決めたものではなく、集中力を高めベストパフォーマンスを発揮するために、常に一定の同じリズムやパターンで行われる無意識的な体の動きのことです。
集中する事を体に任せた結果、無意識に行っている動きのことです。
私たちの動作は脳からの指令により、無意識に行われています。
いつも通りのパフォーマンスをする時には、この無意識の命令を使わなければいけません。
しかし、そこに意識が入りこむことによって、無意識の命令が意識に邪魔をされ、いつもはできている事が出来なくなってしまうことがあり、それがパフォーマンスを落とす結果やイップスの症状につながります。
今回の患者さんはショットが安定しないので、毎回同じ動きやリズムで打つことを大切に考えた結果、
ショットが安定しいる人の動きやルーティンを真似て、意識的にルーティンを作るという事をしていました。
しかし、意識的にルーティンの動きを行うという、それ自体が無意識の動きに誤作動を引き起こし、イップスのスイッチを入れる正体になっていました。
ルーティンを意識的に作ろうとすると、
「○○をしなければいけない」
「体の○○を○○の順番で動かす」
というように、すべて意識をしながらマニュアル操作で体を動かすことになり、理想的な無意識の状態からはどんどん遠ざかってしまいます。
大前提として、運動は無意識に任せる
ということが大切なので、
スポーツにおけるルーティンとは、これをしようと意識的に初めから決めたものではなく、集中力を高めベストパフォーマンスを発揮するために、常に一定の同じリズムやパターンで行われる無意識的な体の動きのことで、それが結果的に同じ動きになりルーティン化しているものである。
という本質を忘れないように注意しなくてはいけません。
・以前できていた事が出来なくなってしまった
・パフォーマンスが落ちた
・練習はしているけどパフォーマンスが上がらない
・イップスのような症状が出る
・身体の動かし方や感覚がわからない
など、運動に関する悩みでお困りの方やお気軽に一度ご相談下さい。
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