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【耳鳴り治療】

【耳鳴り治療】

耳鳴り治療



30代の男性の耳鳴りの治療経過です。


耳鳴りに関して以前紹介しましたが、最新の研究では以下の事が新たにわかっています。

・聴覚や耳そのものの問題ではなく、脳の特定部位のネットワークに異常があり、耳鳴りの音は聴覚とは関係なく脳で作り出されている。

・耳鳴りの強さは、脳の中心部に位置する「尾状核」や記憶などに関わる「海馬」といった部位が関連し、耳鳴りの不快感は前頭葉の一部が関わっていることなども判明。

・耳鳴りと不快感を分けて治療することで、耳鳴りは治せなくても不快感を取り除ける可能性がある。



今回の治療の経過は、まさに脳のネットワークにアプローチすることで不快感が取り除けるというものでした。

研究に関する記事はこちらです。

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和歌山県立医科大学などの共同研究チームが、重症の耳鳴りの原因となる脳領域を特定した

300人に1人が悩まされているという「耳鳴り」について、県立医科大の研究グループは、原因となる脳の関連部位が明らかになったと発表した。

 同医科大は「発症メカニズムの解明に迫る研究成果」としており、治療法の開発が期待される。

 耳鳴りは、実際には音がしていないのに何かが聞こえるように感じる現象で、ひどくなると精神を病んだり、自殺に追い込まれたりする深刻なケースもあるという。
根本的な原因は不明で治療法が確立されていないため、複数の病院を渡り歩く患者も少なくない。

 同医大は平成23年5月、耳鼻咽喉科や神経精神科、生理学、解剖学などの医師による共同研究グループを立ち上げ、重度の耳鳴りに悩む患者24人に対してMRI検査を実施。重症患者ほど脳の特定部位のネットワークに異常があり、耳鳴りの音は聴覚とは関係なく脳で作り出されていることを突き止めた。

 また耳鳴りの強さは、脳の中心部に位置する「尾状核」や記憶などに関わる「海馬」といった部位が関連し、耳鳴りの不快感は前頭葉の一部が関わっていることなども判明。耳鳴りと不快感を分けて治療することで、耳鳴りは治せなくても不快感を取り除ける可能性があるという。

 同医科大は、抗てんかん薬の使用や電気刺激療法など治療の道筋が見つかったとしており、今後、耳鳴りと関連する脳の部位をさらに絞り込み、詳しいメカニズムの解明などを進める。

 上山敬司准教授(解剖学)は「脳のネットワークが、どのように異常を来しているのかなどについて調べていきたい」と話した。

産経ニュースより


症状

5~6年前から始まり、特に最近1~2ヶ月で音が大きくなってきて人の声が聞き取りにくいほどで、不快感がかなり強く、初診時は電話も耳に当てることができない状態で家族の方から予約の連絡をいただきました。


初診時も耳に手をあてながら来院され、かなりつらそうな様子でした。


1年前に真珠腫性中耳炎の手術を受けており、その後から右の耳は高音が聞こえなく、耳鳴りは「キーン」「ポー」「シュイーン」というような音が聞こえる状態。
(真珠腫性中耳炎は、中耳炎を繰り返すうちに一部の上皮組織が球状に増殖して耳の周りの骨を破壊する病気のこと。)


首や肩の凝りもあり、歯を噛みしめている事が頻繁にあるとのこと。

治療

耳鳴りは始めにも書いた通り、脳のネットワークの異常であり、音は聴覚とは関係なく脳で作り出されているものなので、耳の構造的な問題にアプローチするわけではなく、耳鳴りの音を強く感じさせている脳のネットワークの誤作動を切り替える目的で心身条件反射療法を行った。


また、肩こりなどの症状もあり自律神経の働きにもアンバランスな状態が疑われたので、アクティベータメソッドも併用し脳・神経系のバランスを整える治療を行った。


脳のネットワークの異常といってもピンときませんが、上の説明であった「海馬」や「尾状核」は脳の中の大脳辺縁系という場所に位置しています。
大脳辺縁系は情動と五感が行きかう部位で、「こころの脳」とも言われています。


つまり大脳辺縁系の働きの誤作動には、五感情報や感情などの刺激が深く関わっています。

それらの刺激により脳内の情報のネットワークに誤作動が起きることで、普段は鳴っていても気にならない耳鳴りの音が大きく聞こえ、不快に感じるということが考えられます。


心身条件反射療法は、その脳の誤作動にしている五感情報や感情を見つけ、誤作動のスイッチが入らないように切り替える治療法です。


まず初回の来院時はアクティベータメソッドで全体のバランスを整える治療を行い、次回の為に心身条件反射療法とストレスと身体の関係性について説明をしました。


2~7回目は心身条件反射療法も併用し、耳鳴りに影響している脳の誤作動を切り替える治療を行いました。


検査をしていくと、「意欲」「信念」「排除」「不安」「閉塞」「希望」「義務」「恐怖」といった感情が影響している事がわかったので、それぞれを影響しないように調整していきました。

この段階ではまだ症状に変化はみられませんでした。
しかし、あくまで耳や音に対する治療ではなく、耳鳴りに影響している脳の誤作動の問題を切り替えることを狙って治療を行いました。


すると、8回目の治療時に今までよりも楽になってきたと変化を感じることができて、「音は鳴っているけど気にならなくなってきた」という自覚的な変化が表れました。


9~11回目の治療時も「音はしているけど気にならなくなってきた」とのことで、明らかに感じ方に変化が出てきた様子でした。


12回目の治療では、一日を通しても気にならない日もあったとのこと。


そして先日、13回目の治療をしましたが以前に比べるとほとんど気にならなくなってきているとのことでした。


次回以降では、耳鳴りを感じた時に起こっている誤作動のパターンにフォーカスしつつ、元に戻らないように脳の健全な神経ネットワークを強化する目的で治療を進めて行く計画です。

考察

耳鳴りの多くの症状は自覚的なものなので、その程度は患者さん自身にしかわからないものですが、初回の様子からかなりつらそうな状態であることが感じられました。

しかし、脳の誤作動を正常な働きに切り替えるという部分に集中し治療を行う事で、病院や構造を見る西洋医学的な検査ではわからない問題を見つけそれを修正することが、結果的に症状の改善へとつながることがわかりました。


さらに興味深いのは、「音は鳴っているけど気にならなくなってきた」という患者さんの言葉でした。


音自体は聞こえているんですか?
と質問した時も。
「聞こうと思えば聞こえるけど、そんなに気にならない」
ということでした。


耳鳴りの音の大きさ自体は変わらないのに、それが気にならなくなることで、音は鳴っていても日常生活に影響が出なくなるということです。


この状態がまさに最新の研究で言われている、「耳鳴りと不快感を分けて治療することで、耳鳴りは治せなくても不快感を取り除ける可能性がある」ということでした。


耳鳴りの改善や治療と言うと、「音を消す」という事に焦点を当てがちですが、実は音そのものは健康な状態でも常に鳴っているのです。


しかし、その音は普段は日常生活で感じる音に消され、気にならない状態になっており不快に感じることはありません。
脳が、普段はその音が気にならないように都合よくブロックしてくれているイメージです。


ところが脳のネットワークの誤作動によりそのブロックが外れると、普段は感じない音を過敏に感じるようになり、そうしているうちに無意識でも耳鳴りの音を強く感じるような神経ネットワークが作りあがるという事です。


耳鳴りは「治らない」や、「治りにくい」と言われているのは、耳鳴りの音そのものを消そうとしているからかもしれません。
そうではなく、音が気にならないように脳や自律神経のバランスを整えてあげることで、結果的には不快な症状から抜け出せることができると考えられます。


そして、このような脳の誤作動の背景には、心理的なストレスや感情の問題が大きく関わっていることがわかりました。

この問題を解決するには構造的な異常だけではなく、目には見えない部分を検査・治療できる心身条件反射療法のような治療法が非常に有効的であると感じます。


【耳鳴りで悩まれているあなたへ】

耳鳴りの症状は周りから見てもその状態がわからないため、周囲の人には伝わりにくく、辛い思いをされている方が多いと思います。

病院で検査を受けても原因がわからなかったり、一向に症状に変化が見られない場合は、このような脳の働きの誤作動が影響していることが考えられます。

もしそのようなことで悩まれていましたら、メールでも電話でも構いませんので一度お気軽にご相談ください。

カイロプラクティックオフィスアイダ
会田成臣



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