【うつ病が免罪符になっていました】
「うつ病が免罪符になっていました」
この言葉は、うつ病で会社を退職された患者さんから治療中に出てきた言葉です。
免罪符とは、
「罪のゆるしを与え、責めや罪をまぬがれるものや理由」
のことです。
うつ病であることがその患者さんにとって、責めや罪をまぬがれる理由になっているとはどういう事なのでしょうか?
もう少し解釈を進めると、
現在、求職中で仕事をしていない生活を送っていますが、仕事をしていなくても何とか生活が成り立っています。
社会復帰しなくてはいけないという思いがある一方で、様々な理由から現在の生活や状況を維持していたいという思いも心の深くに隠れています。
そうなったときに、病院の「うつ病」という診断よって、
自分はうつ病だから社会復帰できなくても仕方がない、
という正当な理由ができて、現在の自分の状況を責めることなく許すことができています。
それが免罪符になっていたという意味です。
逆に、病気がなくなると「うつ病だから社会復帰できなくても仕方ない」という免罪符を失い、現在の生活をしている自分を認めることや許すことができなくなるので、現在の生活を続けたい自分がいた時に都合が悪くなってしまいます。
ここで、心の奥の深い所では、
「今の生活を続けるために病気でいる自分」
「社会復帰するために病気を手放す自分」
という二つの心が葛藤し、それらを天秤にかけ無意識にどちらかを選択しています。
こうした心の深い所での葛藤や矛盾は脳を混乱させ神経ネットワークの誤作動を起こし、本来治るはずの症状が治る事にブレーキをかけている事があります。
もしかしたら、症状が免罪符になっているという事は自分にとって認識しがたい都合の悪いことでもあり、そんなはずないと受け入れたくない事かもしれませんし、どこかでうっすら気付いていてもそこから目を背けているかもしれません。
とてもデリケートな心の構造であるがゆえに根っこにある本質的な部分でもありますが、それを認識してそうした自分の存在も受け入れるという覚悟が生まれた時に、新しい神経ネットワークが構築され、治るスイッチが入っていくという患者さんをこれまでも何人も見てきました。
今回のようなケースでは、患者さん自身が自発的にそのことに気付き、そうした考えを持っていた自分を自らが受け入れるという事が何よりも大切です。
症状を作り出しているものには、単純に肉体的な問題だけではなく、こうした複雑な心の構造もあるという事を知っていただけると、症状や悩みを解決するきっかけになりますので、このブログを読んでいただいた方にも今回の患者さんの言葉を参考にしていただければと思います。
カイロプラクティックオフィスアイダ
会田成臣
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