【介護士さんの腰痛治療】
というブログで紹介した、
20代の介護士の女性の腰痛治療の経過です。
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【腰痛の原因は本当に骨盤のズレやゆがみ?】
どんな症状だったかというと・・・
痛くて横向き以外では寝られない
洗顔で前かがみになるとうめき声を上げるほど痛い
腰が痛いのが当たり前で、腰が痛くないというのはどういう状態かわからない
整形外科に行っても、骨に異常はないと言われた
整体も色々と試したが、すぐにまたつらくなる
整体では、骨盤が開いている等の説明を受けた
湿布と痛み止めでごまかしながら仕事を続けている
職場に行って仕事をする間は、ピーク時より痛みが少ないように感じる
というような状態が3~4年間続いていて、とても痛みがつらく仕事や日常生活にも支障が出て悩んでいらっしゃいました。
これまでも整形外科や、整体など色々と治療は受けていましたが症状は変わらずでした。
原因
整体では骨盤が開いているというとのことでしたが、
骨盤が開いている事が腰痛の原因ではありません。
骨盤が開いているのも、痛みが起きているのも、どちらも筋肉がアンバランスな緊張を起こした結果として起きている事です。
腰痛や肩こりなどの筋骨格系の痛みには、きちんとした生理的なメカニズムが存在します。
ポイントは脳・神経と筋肉です。
私たちの身体が刺激(損傷)を受けると交感神経(自律神経)が興奮し筋肉が緊張を起こします。
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すると、血管が収縮し筋肉中の血液量が低下し一時的な酸欠状態になります。
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酸欠が起こるとブラジキニンという発痛物質が産生されます。
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発痛物質が刺激となって痛みの電気信号が作られ、神経から脳へと信号が伝わって痛みを認識します。
つまり、腰痛や肩こりなどの筋骨格系の痛みは、ブラジキニンなどの発痛物質の発生が原因と言えます。
逆に、発痛物質がなければ、痛みの電気信号を作り出すことができないので、痛みは発生しないのです。
神経線維の途中には痛みの電気信号を作り出す現場はないので、
ヘルニアが神経を圧迫しているからといって、痛み信号は発生しませんし、骨盤のズレや歪みといった構造的な異常が痛み電気信号を作り出すこともありません。
そこで、当院ではアンバランスな筋肉の緊張を起こしている本当の原因である、
【脳・神経系の誤作動】
を突き止めていきます。
治療
【脳・神経系の誤作動】
といっても目には見えませんので、特殊な検査と治療で神経の働きを調整していきます。
そこで使うのが、
【アクティベータメソッド】
という治療法です。
アクティベータメソッドの詳しい説明はこちらからどうぞ。
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アクティベータ・メソッド
治療後
アクティベータメソッドで全身を検査し、働きの悪くなっている神経を調整すると、治療後は前かがみの姿勢と後ろに反らす姿勢の時にあった痛みが楽になっていました。
初回の治療では、主に全身の神経の働きを調整しただけですが、それだけでも今まで痛みに影響していた筋肉の緊張が緩んで症状に変化が見られました。
大切な事なので何度も言いますが、
ズレたり、開いている骨盤の位置を元に戻したわけではありません。
しかし、神経の働きが正常に整い、筋肉の緊張のバランスが整うと、結果的に骨盤の状態も安定します。
大切なのは、なぜ骨盤が開いたり痛みが起きているのか、根っこに隠れている問題を見つける事です。
次回以降も経過を見ながら、更に詳しく検査をして症状の背後に隠れている原因見つけて治療を行っていきます。
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